「この利用者さんの絵が欲しい!事業所に大きな絵を飾りたい!」と絵の注文を受けたAさん。以前描いていた富士山の絵に目が留まった事業所の職員さんからの注文でした。
当初は、経験したことがない大きなキャンバスに戸惑いを見せていました。が、イメージをつかみ、制作を開始してからの表情は真剣そのもの。約2か月間、毎日、少しずつ、真剣に、丁寧に、取り組んできました。
今回、完成した絵を納品するため、事業所に行ってきました。制作中の様子を伝えるため、写真を準備。車内では、写真を見ては笑顔、笑顔。
吹く風にも負けず、大きな絵を運ぶ姿は凛々しいものでした。
到着後は、開封作業を職員さんと一緒にしたり、自己紹介や気に入っているポイントを伝えたり、最後には絵を囲み、事業所の職員さんや利用者さんと一緒に記念撮影したり‥。堂々と、生き生きと行動する姿がありました。
リーシュに戻ってからも、ご自宅でも、「嬉しかった」と語っていたAさん。自分の作品が、制作の過程も含めて認められる経験となりました。また、職員にとっても、このような機会や場が利用者さんのモチベーションや力を引き出してくれることを、しみじみ実感できた時間になりました。
2018/8/29